Optical Flow
軌道を織る
2018
Installation
天空の芸術祭2018
旧稚蚕飼育所 地下コンクリートスペース
この場所は以前、稚蚕飼育所として、かつて人間が絹を作り出すために蚕を育てていた場所だと聞き、そのことからインスピレーションを受け、絹が光を受けた時に反射するように、何か外的な現象が起こる時にそれらに反応し体感することの出来る場を設えた。 プリズムや鏡などを使い、自然光と人工の光を交差、反射、屈折させ、そしてそれらによって生まれる虹や影を扱い、現象を織るようなイメージで空間を構築した。 虹や影などの現象は外から入ってくる光の情報によって見える状況が変わっていくように設定した。 かつて蚕から絹を紡ぐために作られた場所に、かつての目的とは異なる空間が紡げたらと思う。